[Question and Answer] Pat Metheny - ギタートリオの至高の作品!
「[Question and Answer] Pat Metheny」の感想
パットメセニーとの出会いはスーパーのBGM…では無く(笑)、「シークレットストーリー」というアルバムです。
CDの視聴コーナーで聴いて、単純に曲がカッコいいと思って。買った当初はパットメセニーがジャズギタリストとは認識出来ませんでした、民族音楽を取り入れたフュージョン系の人なのかな?という感じ。
セクシー(若干卑猥?笑)に弾くギタリストさんだなぁと思いつつも、フレーズの美しさや繊細さに感動したのを覚えています。
で、今回ご紹介するアルバムがメセニーがジャズをバリバリ弾いている「Question and Answer」になります。(パット・メセニー(g)、デイヴ・ホランド(b)、ロイ・ヘインズ(ds)のギタートリオ作品。「Solar」、「Law Years」、「All the Things You Are」、「Old Folks」といったスタンダードな曲も収録されているのが嬉しい。)
これがまた凄いアルバムなんですよ。
クロマチック、ホーンライクにアプローチするフレーズの数々、音の粒の正確さ、若干後ろにも前にもずれている?と感じる独特のタイム感が凄い。(ジョンスコットフィールドを最初に聴いた時も同じような感想でした。)
コピーしようにも難解かつ使いどころが難しく、どうしたものかと悩むくらい難易度が高く、まさにメセニーワールドといったところでしょうか。
試行錯誤の末、あの独特のタイム感、速いパッセージの音の粒を揃えるところだけ練習に取り入れていこうと決めました。
そうそう、メセニーはピックの持ち方も独特です。確か三本の指で持つんじゃなかったかな。
パッとフレーズを聴いて、あーメセニーだなって思えるのは凄いことですよね。(まさに、パットメセニー!)え?w
ちなみに、「Question and Answer」で一番好きな曲は「All the Things You Are」。当時、ジャズギターのスタンダードの本に載ってた曲でコピーし易かったからというのもあるかも、とにかくテンポ速くてフレーズがカッコ良い!
そこから、いろいろメセニーアルバムを聴いていく訳ですが、多少当たりハズレもありながら(笑)一つ一つの楽曲の素晴らしさに感動しました。
メセニーに関しては攻撃的な曲よりも、スローな曲の方が好きかも。本当に繊細かつセクシーな音を奏でるのが上手い。
フュージョン系よりもジャズ・アコースティックライクなアルバムが好き。メセニーはいつもチャレンジャーってイメージ。だって、アルバム毎に曲のスタイルが違うんだもの。。だが、それがいい。現状に満足する事無く、常に試行錯誤する天才、努力の人とも言えるかもしれない。
メセニーで他に好きなアルバムは、以下のとおりです。
- シークレットストーリー(パット・メセニー)
- ミズーリの空高く(チャーリー・ヘイデン&パット・メセニー)
- 想い出のサン・ロレンツォ(Pat Metheny Group)
- ブライト・サイズ・ライフ(パット・メセニー)
また機会があれば記事にてご紹介したいと思います。
今回ご紹介した「Question and Answer」は、ジャズをプレイするメセニーの最高峰にあたるアルバムだと個人では思っています。
ジョンスコのも、ジム・ホールのもちろん好き。でも、やっぱりメセニーは「Question and Answer」かなって。これが、ファーストインパクトというやつなのか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
Pat Metheny Group - All The Things You Are (live '80) / youtubeから
[Question and Answer] Pat Metheny の収録曲
- "Solar" (by Miles Davis) 8:27
- "Question and Answer" 7:07
- "H&H" 6:51
- "Never Too Far Away" 5:52
- "Law Years" (by Ornette Coleman) 6:51
- "All the Things You Are" (by Jerome Kern & Oscar Hammerstein II) 8:26
- "Old Folks" (by Willard Robison & Dedette Lee Hill) 6:38
- "Three Flights Up"
Question and Answer (album) - Wikipedia, the free encyclopediaより